初音ミクとポケモンがもたらす18の音楽｜株式会社ポケモン

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初音ミクとポケモンがもたらす18の音楽

ふと流れてきた音楽に、懐かしさを感じたり、思わず立ち止まったり、前向きな気持ちになったり。そんな音楽の不思議な魅力を感じた経験は、誰しもが持っているのではないでしょうか。アニメや映画のテーマソング、ゲーム音楽はもちろん、街で偶然耳にしたメロディ、好きなアーティストの楽曲など、音楽はこれまでに至るところでその足跡を残してきました。

ポケモンにもたくさんの音楽があります。そこを入り口に、もっとポケモンを楽しんでもらえる未来を目指したい。そんな想いから、私たちは社内プロジェクト「Pokémon Music Spotlight【※】」を進めています。

その一環として、私たちはポケモンの音楽をより多くのファンに届けるため、YouTubeを主な舞台に、クリプトン・フューチャー・メディア株式会社と協業し、バーチャル・シンガー「初音ミク」とのコラボレーションを実現。2007年に登場した初音ミクは、ポケモンと同じくソフトウェアに原点があること、電子音をベースにしていることから、ポケモンとの相性はぴったりだと考えました。
ポケモン×初音ミク×クリエイターの共同戦線は、いったいどんな作品を世に送り出すのか。個性あふれるクリエイターたちとともに、『ポケットモンスター』シリーズのゲームBGMやSE（Sound Effect）を用いて、初音ミクが歌うコラボプロジェクト「ポケモン feat.初音ミク Project VOLTAGE 18 Types/Songs」がスタートしました。

本プロジェクトは、「くさ」「ほのお」「みず」など、ポケモンが持つタイプの総数である「18」という数字を、ポケモン、初音ミク、クリエイターの多様さを表す重要なテーマとしています。そして、18の個性を余すことなく表現するために、18のキャラクターデザインとイラスト、さらに18の楽曲・MV（Music Video）を制作しています。

まず公開されたのは、18タイプのポケモントレーナーとしてデザインされた初音ミクと、18匹の相棒ポケモンのイラストです。初音ミクのデザインは、「ポケモントレーナーらしさ」を追求するために、ポケモントレーナーを描いてきたイラストレーターたちが手がけています。

18のデザイン・イラストに続いて順次公開されているのは、18の音楽クリエイターが手がけた18の描き下ろし楽曲と、それらのMVです。参加クリエイターは、ビデオゲームやカードゲーム、アニメなど、さまざまな形でポケモンに触れた経験があります。プロジェクト担当者は、「クリエイターたちのポケモン愛や創作への情熱は、プロジェクトチームの期待と想像をはるかに超えていきました」と語ります。「創作の楽しさがすべての原動力となるような現場で、初音ミクらしさとポケモンらしさ、そしてそれを手がけるクリエイターらしさをどうかけ合わせれば、300％のクオリティにたどり着けるのか。これをずっと考え続けています」

プロジェクトチームは、クリエイターの個性と表現を最大化するために、歌詞を読み込み、デモソングを聴き込み、MVを繰り返し視聴して、ポケモンファンと初音ミクのファンがのめり込めるような、より高いクオリティを目指してやり取りを重ねました。実際にゲームをプレイしてサウンドを確認したり、登場させるポケモンや音源を提案したりするなど、ポケモンと初音ミクとクリエイターのコラボレーションを全面的にプロデュースしています。

こうして作り上げられていく18のデザイン・イラストと18の楽曲・MVには、初音ミクを育んだ創作コミュニティの力、クリエイターの飽くなき創作欲、そしてポケモンを愛する想いが込められています。そして、この作品たちは、YouTubeやXを通じてポケモンと初音ミク、両方のファンと、さらにその先へと広がり続けています。

【※】「Pokémon Music Spotlight」発足ストーリーは、「“耳”は、あの冒険を覚えているか？」の記事をチェック！