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渋谷に “特別な場所”が誕生 「POKÉMON CARD LOUNGE」

渋谷に “特別な場所”が誕生 「POKÉMON CARD LOUNGE」 2024.06.14

渋谷駅からスクランブル交差点を渡り、SHIBUYA TSUTAYAの5階へ。真っ先に眼に飛び込むのは、草、炎、水などのマークが間接照明により浮かび上がる、アイコニックな壁面装飾。そして、シックなラウンジ空間でポケモンカードゲームの対戦を楽しむ人々の姿です。

 

ここは、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(以下、CCC)が運営する、ポケモンカードゲームの新たな拠点「POKÉMON CARD LOUNGE」です。このプロジェクトがスタートしたきっかけは、CCCが手掛けるSHIBUYA TSUTAYAの全面リニューアル。「好きなもので、世界を作れ。」をコンセプトに、さまざまなカルチャーの交流点として、全館を刷新する計画が推進されていました。そのなかに「遊びを体験できるフロアを作りたい」という構想があったといいます。

 

「ポケモンは、SHIBUYA TSUTAYAのターゲットである20代から30代の男女にも親しまれています。そんなポケモンだけを軸にしたフロアは、訪れる人にとって魅力的な空間になるのではと、数年前に始まったリニューアル計画の初期から考えていました」

 

こう語るのはCCCの企画担当者です。ビデオゲームやアプリゲームなどを扱うことも検討しましたが、リアルの場での「遊び体験」を重視し、対面で遊ぶポケモンカードゲームにフォーカスが当たりました。

 

CCCの提案について、ポケモンの担当者は次のように振り返ります。「TSUTAYAさんでは長年にわたり、様々なかたちでポケモンカードゲームに取り組んでくださっています。カードの販売にとどまらず、全国各地のTSUTAYA店舗内に『ポケモンカードジム*』を展開しており、その数は取り扱い法人企業でもNo.1。積極的に遊び場作りを行っていただいています。ポケモンカードの魅力をよく知っている彼らとなら、新たな価値を引き出すことができると感じたんです」

*ポケモンカードジム……公式大会やイベントが催される、ポケモンカードゲームの公認店舗。

トレーディングカードを購入したり、その場で遊んだりすることができる「カードショップ」は各地にあります。そのような中、プレイヤーたちに遊び場としてここを選んでもらうにはどうしたらいいのか。CCC担当者は検討を重ね、次のような答えを導き出しました。「渋谷には、流行に敏感でデザイン性にもこだわる人々が集まります。そんな彼らにも満足してもらえるような、上質で洗練された非日常的な空間づくりが目標になりました」こうして完成したのが、従来の賑やかなカードゲームの遊び場とは全く異なる、エグゼクティブなラウンジ空間です。

 

ラウンジに置かれている対戦テーブルとイスはすべて特注品。各テーブルには、対戦に集中できるよう間仕切りを設けました。グレーを基調としたテーブルに、色鮮やかなポケモンカードが主役として際立ちます。ペンダントライトには、さりげないモンスターボールの意匠が。プレイに適切な照度に調整され、かつ落ち着いた雰囲気を醸成しています。イスの背もたれには高さをつけることで、プレイヤーが身体を預けられるだけでなく、「ここでしか座れない対戦チェア」として特別感を演出しました。

 

個室(PRIVATE ROOM)も合わせ、席数は合計82席。ラウンジエリアへの入場は有料

 

一方で、初心者でも楽しめる敷居の低さにもこだわりました。対戦に必要なアイテムは、すべて無料でレンタルすることができ、手ぶらで遊べる環境が整っています。60枚のカードを組み合わせた対戦用デッキをバリエーション豊富に提供するほか、「ポケモンカードゲーム Classic」の貸し出しも行っています。これは、1996年に発売された「ポケットモンスターカードゲーム 第1弾 拡張パック」と同じイラストのカードや、この商品のためにデザインされたカードを収録したデッキと、デザイン性に富んだツールがセットになった商品で、ファンであれば一度プレイしてみたい逸品です。

 

デザインオフィスnendo・株式会社クリーチャーズ・株式会社ポケモンの三社が共同で開発を行った「ポケモンカードゲーム Classic」

 

対戦テーブルエリアの横には、フリードリンクやスナックが並びます。ポケモンの担当者いわく「コレクションしたカードを眺めながら、お菓子を食べて雑談するだけ」といった使い方も大歓迎。対戦に限らず、ポケモンカードを総合的に楽しんでもらいたいと意気込んでいます。

 

また、オリジナルグッズも展開しています。「シンプルだけど特別感がある」というコンセプトのもと、デザインに統一感を持たせました。特にプレイヤーから好評なのが、「ジムバッグ サブバッグ」。デッキ2つとプレイマットを持ち運びできる商品です。これは、自身もポケモンカードプレイヤーであるポケモンの担当者と、CCC担当者が「プレイヤーに喜んでもらえる、これまでにない商品を」とアイデアを出し合いながら企画しました。「『こんなバッグが欲しかった』という声をもらったときは、嬉しかったですね」と担当者たちは笑顔を見せます。

 

オリジナルグッズには、草、炎、水などの「エネルギーマーク」が描かれている。物販エリアは入場無料

 

細部に至るまで、徹底的にこだわり抜かれた「POKÉMON CARD LOUNGE」は、2024年4月25日のオープン直後から大きな話題を呼び、ポケモンカードゲームの新たな拠点として注目を集めています。来店する人々の年齢層は、当初の狙い通り20代から30代が中心。さらに、従来のカードショップらしからぬコンセプトが功を奏し、女性の利用客も多く見られます。私たちの期待以上に、ファンから初心者まで、さまざまな人が訪れる場所となりました。

 

今後は、22時半までという営業時間の長さを活かした夜のイベントや、ポケモンカードゲームの全国大会・世界大会のライブビューイングなど、ここならではの企画を検討しています。ポケモンカードゲームを愛する仲間たちが集う象徴的な場として、さまざまな物語が生まれることでしょう。
 

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