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「ポケモンとの出会い」を世界へ インドネシア地域での挑戦     

「ポケモンとの出会い」を世界へ インドネシア地域での挑戦      2024.10.16

さまざまな地域で、幅広い年代の人々から受け入れられているポケモン。しかしアジアには、まだまだポケモンの認知度が低いエリアも存在しています。そこで株式会社ポケモンは、アジアでのプレゼンス拡大に力を注いでいます。

 

その中心的な役割を担っているのが、アジア事業本部です。総勢60名を超えるこの部門は、営業、プロモーション、カードゲームの制作、デザイン監修や経理業務を担う統括と、4つの専門部署で構成されています。彼らの担当地域は台湾、香港、シンガポール、マレーシア、フィリピン、タイ、インドネシア。各地域出身の社員が多く在籍していることも部門の特徴のひとつです。彼らの 地元への深い理解と、「自分が生まれ育った 地にポケモンを広めたい」という強い意欲が、アジアにおけるポケモンのプレゼンス向上に大きく寄与しています。           


     アジア事業本部が注力している地域のひとつがインドネシアです。インドネシアは東南アジア最大の人口と経済力を誇る国ですが、ポケモンの認知度はそれほど高くありません。アジアセールスデベロップメント部の担当者は、これまでのインドネシアでの取り組みについて、こう振り返ります。「ポケモンカードのインドネシア語版を発売した2019年から、インドネシアでの本格的な取り組みが始まりました。しかしその後は、コロナ禍の影響で思うようにはいかなかったんです。規制が緩和されつつある今こそ、インドネシアの文化に寄り添った施策を行い、ポケモンの魅力をさらに伝えていきたいという思いが芽生えました」。 

 

そうした想いから始動したのが、2024年より本格的に展開している横断型イベントの「Pikachu's Indonesia Journey」です。きっかけとなったのは、社内の有志たちが2020年に立ち上げた「そらとぶピカチュウプロジェクト」でした。このプロジェクトは、「人と人、人と地域をつなぐことで、旅の楽しみを届ける」ことをテーマに、さまざまな国と地域で、ポケモンがデザインされた飛行機「ピカチュウジェット」を就航する取り組みを行ってきました。 
     
そこで、インドネシアでも航空会社とのコラボレーションを企画することに。現地にあるガルーダインドネシア航空の協力のもと、「ピカチュウジェットGA」がインドネシア各地を飛び回る大規模なキャンペーンが実現したのです。 


また、インドネシア中を巡るピカチュウジェットから着想を得て、首都・ジャカルタをはじめ、国内の主要都市でさまざまなイベントを開催しました。 
     
皮切りは、今年3月に行われたバリ島でのイベントです。現地の人気アイドルグループ・JKT48とピカチュウのコラボステージや、ピカチュウとダンサーたちのステージショーなど、一体感のあるイベントに会場は大盛り上がり。特にピカチュウが登場した瞬間は、会場の子どもたちから黄色い歓声が上がりました。5月にはスラバヤ、8月にはジョグジャカルタでも、ショッピングモールを中心としたイベントをそれぞれ開催。会場を訪れた人々は、吹き抜けを活用したダンスステージや、ポケモンカードの体験コーナーなど、さまざまなコンテンツを楽しみました。          
また、アジア圏において人気が高いマラソンをかけ合わせた「ポケモンRUN」や、2022年にインドネシア語対応を開始したスマートフォン向けゲーム『Pokémon GO』の関連イベントを実施。ゲーム内イベントとリアルイベントを連動させることで、より臨場感のある体験を作り上げることができました。 

ジャカルタでは、インドネシア史上最大となる1600機のドローンを使ったスペシャルライブを開催 。前例のない取り組みだけに、実現に向けた準備過程では数々の困難に直面しましたが、現地パートナー企業の協力を得ることで無事、開催に至りました。当日は多くファンが集まり、ライブは大きな歓声に包まれました 。 

 
「今回のイベントは、アジア事業本部にとって、これまでにない規模の挑戦でした。アジア事業本部の枠を超え、社内のあらゆる部門の協力を得ながら柔軟でチャレンジングな取り組みができたことが、今回の成功要因の一つだと言えます」と、担当者は振り返ります。 

担当者の心に強く残っているのは、インドネシアの伝統衣装であるバティックを着たピカチュウがライブに登場したとき、現地の方々が、「ポケモンがインドネシアにちゃんと向き合ってくれているのがわかって嬉しい」と喜んでくれたこと。「私たちの長期的な目標は、東南アジア全域でポケモン愛を育むことです。言葉の壁や文化の違いに苦労することもありますが、その分、やりがいも大きいですし、アジア事業本部ならではの楽しさ・面白さだと感じています」と笑顔を見せてくれました。      
     
私たちは「Pikachu's Indonesia Journey」での経験を糧に、これからもさまざまな場所で、新たな驚きと楽しさをお届けするチャレンジを続けていきます。

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