
1. ポケモンの魅力を、幼い子どもたちにも
ビデオゲームに触れたことのない小さな子どもたちにも、ポケモンの魅力を広めるべく生まれた、ポケモンのアミューズメントマシン(以下、ポケモンAMマシン)。その新作「ポケモンフレンダ」が、2024年7月、全国のゲームセンターや商業施設に登場します。
ポケモンAMマシンの対象年齢は4才から8才まで。1プレイごとにポケモンが描かれた配出物が手に入る仕組みで、子どもたちは集めた配出物を筐体にセットし、ポケモンバトルをして遊びます。2007年リリースの「ポケモンバトリオ」以降、たくさんの子どもたちに親しまれてきました。
これらは、株式会社ポケモンのプロデュースのもと、株式会社マーベラスがゲーム開発と筐体の製造を手がけ、株式会社タカラトミーアーツがプロモーションや配出物の製造を担当しています。

2. 子どもたちを夢中にさせる工夫
いかに、ゲームの世界観や遊びの面白さを伝えつつ、未就学児でもわかりやすい仕様にするのか。プロジェクトがスタートした2000年代当初より、3社から集ったプロジェクトメンバーたちは、さまざまな趣向を凝らしてきました。
たとえば、ポケモン同士の相性を考慮し、状況に合わせて最適な「わざ」やタイプ相性を選択するポケモンバトルのシステム。ゲームに奥深さをもたらすポイントのひとつですが、小さな子どもたちにとっては少し理解が難しい要素でもあります。
そこで、ポケモンAMマシンでは、使える「わざ」の種類を配出物ごとに絞りました。また、タイプ相性をわかりやすく表現することで、遊びのハードルがぐっと下がるよう工夫したのです。
システムをシンプルにする一方で、ゲームの操作方法にも、子どもたちが喜ぶ仕組みをも取り入れました。「『ルーレットでわざの威力が変わる』『ボタンの連打でポケモンを応援する』など、ランダムで戦況に変化をもたらす要素を盛り込みました」と、ゲームシステムを開発したマーベラスの担当者は説明します。

ゲームをプレイすることで手に入る、ポケモンが描かれた配出物のクオリティにもこだわりを詰め込みました。製造を担当するタカラトミーアーツの担当者は、商品開発で大切にしていることを聞かせてくれました。
「配出物は、いわばポケモンそのもの。配出物を手に入れることは、ポケモンをゲットすることと同じ体験なのです。だから、子どもたちが自分のパートナーだと感じられるようなデザインや質感にこだわりました」
3. 進化を続けるポケモンアミューズメントマシン
3社が手がけるポケモンAMマシンは、シリーズごとにチャレンジングな開発に挑んでいます。
第1作の「ポケモンバトリオ」は、ランダムに手に入るポケモンの配出物「パック」を使った本格的なバトル体験がテーマ。子どもだけでなく幅広い年齢層が夢中になり、白熱のバトルが繰り広げられました。
次作以降の「ポケモントレッタ」「ポケモンガオーレ」では、ゲーム内でゲットしたポケモンが配出物として手に入るようになりました。「捕まえて集める」といった、ポケモンならではの要素を再現し、好評を博しています。
プロジェクトメンバーたちが、ポケモンAMマシンで遊ぶ子どもたちを見守る中、とあることに気づきます。それは、ゲームをプレイしている子どもたちの後ろで、手持ち無沙汰になっている保護者の姿でした。
親子が友だちのような感覚で一緒にゲームができたら、よりよい体験になるのではないか。考え抜いた結果、隣り合った2台で同時に遊べる「ツイン筐体」を開発。2020年に稼働した第4作目の「ポケモンメザスタ」でこれを初導入しました。
また、これまでに稼動したポケモンAMマシンの魅力を引き継ぎ、子どもたちを魅了する新たな仕かけを用意したのが、2024年7月に登場する「ポケモンフレンダ」です。

「ポケモンフレンダ」は、宝探しがテーマ。火山、サバンナ、洞窟など、さまざまなフィールドが大画面に映し出され、仲間のポケモンたちと冒険をしている喜びや興奮が高まります。
本作では、ポケモンAMマシンで初めて、画面にタッチパネルを搭載しています。ポケモンを捕まえるためにモンスターボールを投げたり、ポケモンを撫でたりといった動きを、より直感的に遊べるようアップデートしました。
さらに、主人公をはじめとする人物キャラクターが3Dで表示され、リアクションや感情なども豊かになりました。ポケモンはもちろん、プレイヤーの分身ともいえる主人公にも愛着を持ってもらうため、細部まで表現を吟味しています。
4. いつの日か思い出す、ポケモンバトルの記憶
最後にプロジェクトメンバーは「家族の思い出づくりに、ポケモンAMマシンが役立てば」と笑顔を見せてくれました。
「子どもたちにポケモンを大好きになってもらうというのはもちろんですが、保護者のみなさんにとっても、子どもと過ごすかけがえのない時間にしてもらいたいですね。『ポケモンフレンダ』も、みなさんの記憶に残る筐体になるとうれしいです」
子どもたちがポケモンのゲームに触れるきっかけとしての「ポケモンフレンダ」。これからも、ポケモンバトルの世界への入り口として、活躍していきます。