2022.03.30

“耳”は、あの冒険を覚えているか?

1. プレイヤーの耳と心に刻まれる「ゲーム音楽」

音楽は、ゲームを形づくる大切な要素の一つ。電源を入れたとき、強力なライバルと戦うとき、まだ見たことのないポケモンに遭遇したとき――。サウンドの変化によって、プレイヤーの感情は七色に変化します。

ゲーム『ポケットモンスター 赤・緑』の誕生から、およそ25年。プレイヤーの心には、旅の仲間と一緒に冒険した分だけ、その音色が刻まれていることでしょう。

実はファンも多く、制作陣も強いこだわりを持つポケモンの「ゲーム音楽」。しかし意外にも、これまでゲーム以外でユーザーが触れられる機会は多くありませんでした。

それなら、音楽を入口に、ポケモンを楽しんでもらう機会がもっとあってもいいはず。そんな1人の社員の想いから2021年初春、「ポケモン楽曲が世の中に溢れる未来」をつくる社内プロジェクト「Pokémon Music Spotlight」が発足しました

以来、志を同じくするメンバーが、ポケモン楽曲の可能性について議論を重ねています。

2. あの頃のBGMを現代でブラッシュアップ

このプロジェクトによって誕生したサービスの一つに、ゲーム『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』のBGMや効果音、全149曲を無料で楽しめる「Pokémon DP Sound Library」*があります。
*Pokémon DP Sound Libraryは、2022年5月に終了

これまでゲームのなかでしか聴けなかった楽曲がWebで無料視聴できるだけでなく、楽譜や曲をダウンロードして楽しめるようになりました。ファン一人ひとりが思い思いの方法で、ゲーム音楽を活用した二次創作が広がっていきました。

プロジェクトメンバーはこのサービスと並行しながら、ゲーム楽曲に限らずサブスク等で音楽を楽しむファンへのアプローチを模索しました。そうして生まれたのが、「Reconnect」と「Grown」の2曲です。

プロデューサーには、現代のミュージックシーンで活躍するクリエイターのYaffleさんが参加しています。

幼いころ『ポケットモンスター 赤・緑』をプレイしていたYaffleさんにお願いした条件はたった1つ。「ゲーム音源を活用して、Yaffleさんが思う、最高にクールな楽曲を制作してほしい」でした。

こうして完成したのが、ゲーム『ポケットモンスター』ファンにとって馴染み深いBGMや効果音、キーワードを随所にサンプリングした、遊び心たっぷりの楽曲です。

3. ゲーム音楽が、ポケモン世界への入口となる

満を持して世に放たれた音楽は、ポケモンファンはもちろん、国内外の耳の肥えた人々にも受け入れられていきました。ラジオのヒットチャートでランクインを果たすなど、さまざまな方がポケモンの世界に触れるきっかけになっています

8ビットから始まり、技術の進歩や時代に合わせて進化してきたポケモンのゲーム音楽。ゲームの数だけ独自の楽曲があり、その数は膨大です。そうした財産を大切に、「Pokémon Music Spotlight」は、これからもプレイヤーとポケモンを音楽でつなぐ活動を続けます。

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