2025.03.28

「ポケモンカフェ」がつくり出す、かけがえのない体験価値

1. ポケモンと食卓を囲む体験を現実に

現実世界で、ポケモンと一緒に食事ができたら——。そんな想像から誕生した場所「ポケモンカフェ」をご存じでしょうか。

ポケモン初の常設型カフェ店舗「ポケモンカフェ」は、2018年にポケモンセンター創業の地、東京・日本橋に出店し、翌年には大阪にも進出しました。オープン以降、多くの人たちが足を運んでいます。

ポケモンのゲームやアニメのなかでは、人間とポケモンが一緒にご飯を食べるシーンがあります。担当者は「ポケモンたちと『一緒に』食事ができるような場所があれば、ポケモンファンは喜んでくれるのではないか。そう思って企画しました」と、出店のきっかけを説明します。

2. 世界観をたっぷり体験できる工夫を散りばめる

「ポケモンカフェ」が最も大切にしているのは、食事とともに最大限の「体験価値」を提供することです。限られた時間のなかで、かけがえのない思い出を持ち帰ってもらえるよう、ポケモンの世界にたっぷり浸れる演出を随所に散りばめています。

グリーティング中のピカチュウ

特に力を入れているのが、ピカチュウとのグリーティングタイム。シェフ、ウェイトレス、パティシエの衣装をまとったピカチュウのうち1匹がランダムで登場します。

初めてのお客さまはもちろん、リピーターでも「今回はどのピカチュウと会えるんだろう?」と、期待感を抱きながら来てもらえる工夫を施しています。

「行けば必ずピカチュウに会える場所って、実はなかなかないんです。ポケモンの取り組みにおいても、また一般的なキャラクターカフェにおいても、毎回必ず会えるのは珍しく、『ポケモンカフェ』最大の魅力とも言えます」と担当者は話します。

3. ポケモンの特徴をメニューで表現

もう1つの重要な要素が「ポケモンらしさ」を徹底的に追求したメニューです。パートナー企業の株式会社エスエルディーとメニュー開発をする過程で、ポケモンの世界観やそれぞれの特徴を細部まで共有しながら進めていきました。

ピカチュウの特製カレープレートは、ビデオゲーム『ポケットモンスター 赤・緑』で初めての相棒となるフシギダネ、ヒトカゲ、ゼニガメをあしらった3種類を用意。冒険の最初にパートナーとなるポケモンを選ぶワクワク感を、メニュー選びでも体験してもらうという遊び心を忍ばせました。

さらに、複数の進化形をもつポケモンのイーブイをテーマにした混ぜご飯には、それぞれの進化後の姿を表現したカラフルなおかずを添えています。

ピカチュウやイーブイなど、広く知られているポケモンをグランドメニューで用意する一方、より多様なポケモンに光を当てたメニューも展開しています。

たとえば、特別メニューとして登場した「だいスシ!シャリタツづくしの彩り押し寿司セット」。このメニューは、ぎたいポケモンのシャリタツをカラフルな押し寿司で表現し、ユニークな鳴き声の吹き出しプレートをランダムに乗せています。

好きなポケモンをラテアートで描く「選べるポケモンラテ」では、現時点でなんと818種類のポケモンから選ぶことができます。ライトなファンから、コアなファンまで、誰もが楽しめるようなラインアップをめざし、今後も随時種類を増やしていく予定です。

ビデオゲーム『ポケットモンスター X・Y』までに登場したポケモンをそろえる

4. 「体験価値」を突き詰めた空間に

ポケモンの世界にいるような没入感を大切にするため、現場のオペレーションにも細やかなこだわりがあります。

店舗スタッフには、メニューそれぞれの開発背景やコンセプトはもちろん、なぜそのポケモンを選んだのか、どんな想いでつくられたものなのかを、丁寧に共有しています。また、料理の配膳ではスタッフが「一緒に冒険を楽しんでね」「お昼寝しているポケモンを起こさないようにね」と声がけをするなど、ポケモンの世界の空間を一人ひとりがつくり上げているのです

店内は、持参したアクリルスタンドやぬいぐるみと一緒に写真を撮る人、家族3世代で訪れる人、カップルや友人同士で食事を楽しむ人、海外から観光で来た人など、いつも多くの人々で賑わっています。

「私たちが考えた細かい仕掛けや工夫にお客さまが気づいてくれた時は、とってもうれしいんです。それを写真に撮ったりSNSに投稿したりするのを見て、いつも“よし!”という気持ちになります」と、担当者は笑みをこぼしました。

ポケモンの世界に浸る特別な場所「ポケモンカフェ」。これからもかけがえのない思い出を届けられるよう、さらなる体験価値を追求していきます。

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