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ソウル・チャムシルが「ポケモンタウン」に 韓国ロッテコラボ

ソウル・チャムシルが「ポケモンタウン」に 韓国ロッテコラボ 2025.07.25

1. 横浜での感動体験を、韓国でも

 

ここは、韓国・ソウルの蚕室(チャムシル)エリア。石村(ソクチョン)湖には巨大なポケモンバルーンが浮かび、ショッピングモール近くの広場には100匹のメタモンたちが並んでいます。2025年の4月から5月にかけて、ソウル市内で「ポケモンタウン with ロッテ」が開かれました。

 

 

会場では、ポケモンたちとのグリーティングやゲームの体験会が開かれるなど、チャムシル一帯がポケモン一色に彩られました。このイベントは、韓国のこどもの日に合わせて2024年に初開催し、今年で2回目。Pokémon Korea, Inc(以下、ポケモンコリア)とロッテグループ*が共同で主催する、国内最大級のポケモンイベントです。

*食品、流通、化学、建設、製造、観光、サービス、金融など、幅広い事業を手掛ける、韓国を代表するグローバル企業

 

韓国で大規模なポケモンイベントが誕生したきっかけは、 2023年に横浜・みなとみらいで開催されたポケモンバトルの世界大会「ポケモンワールドチャンピオンシップス」(以下、WCS)でした。

 

もともとロッテグループは、ポケモンコリアの長きにわたるパートナー企業です。その関係性もあり、私たちは横浜市で開催されたWCSの視察に、ロッテグループの担当者をお招きしました。

 

そのとき、ロッテの担当者の目に映ったのは、みなとみらい一帯がまるでポケモンのテーマパークのようになった光景です。ほどなくして「ポケモンの世界に没入できて、かつ幅広い世代が思い出をつくれるこんな大規模イベントを、韓国でもぜひ開催したい」との要望が届きました。

 

△「ポケモンWCS2023横浜みなとみらい」の様子。フォトスポットの設置やパレードなどが催され、街中がポケモン色に染まりました

 

イベントに衝撃を受けた担当者の熱意もあり、韓国で大規模イベントの開催が決定。ロッテグループの事業と掛け合わせた 「見て、食べて、ショッピングができる」ポケモンイベントの構想が生まれました。

 

2. ピカチュウ以外のポケモンたちを知ってもらうには?

 

初回は2024年。ビデオゲーム『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』に出てくるポケモンたちを中心とした企画・展示を実施しました。約3週間の来場者数は、実に400万人以上。大盛況の中で幕を閉じました。

 

その翌年、2025年の第2回ポケモンタウンは、へんしんポケモンのメタモンが主人公です。「韓国では『ポケモンといえばピカチュウ』といった印象を持つ人たちが少なくありません。もっとたくさんのポケモンを韓国のみなさんに知ってもらうにはどうすればいいのだろうか。検討を重ねた結果、 さまざまな姿に変身できるメタモンを起用することに決めました」とポケモンコリアの担当者は話します。

 

△石村(ソクチョン)湖に浮かぶ、ラプラスとピカチュウに変身したメタモンのバルーン

 

昨年のポケモンタウンでは、ピカチュウやラプラスをはじめとするポケモンたちが、韓国の多くのファンに歓迎されました。そこで今回は、「その歓待ムードを知ったメタモンが、うらやましがって遊びに来た」といったコンセプトストーリーを設定。会場のいたるところにメタモンと会えるスポットをつくりました。

 

3. 来場者を迎える、個性豊かなメタモンたち

 

2025年のポケモンタウンでは、 ポケモンファンはもちろん、ふらっと訪れた人にも興味を持っていただけるよう知恵を絞りました。昨年はポケモンファンの来場が大半でしたが、今年はもっと多くの人たちにイベントの魅力を届けたいと考えたのです。

 

そこで今回は、ショッピングモール近くの広場に個性豊かなメタモンたち約100匹を登場させました。街中にあふれんばかりにメタモンがいる様子はインパクト大。ポケモンを知らない人にも立ち止まってもらえるよう、誰でも気軽に写真を撮れる場所を設けました。

 

 

また、メタモン1匹1匹の表情やポーズを、それぞれ喜怒哀楽のある姿にしたのも注目ポイントのひとつです。チャムシルにメタモンたちが棲んでいるような世界をイメージし、空間づくりを工夫しました。

 

4. 街中につくる、ポケモンとの新たな出会いの場

 

約3週間にわたって開かれた今年のポケモンタウン。期間中の総来場者数は、最終的に500万人以上にのぼります。 ポケモンを知っている・知らないにかかわらず、会場にはあらゆる世代の笑顔がありました。

コンビニやデパート、飲食チェーン店など、どの世代にも身近な事業を数多くプロデュースするロッテグループとのコラボだったからこそ、日常生活のなかにポケモンを溶け込ませ、その魅力を来場者に届けることが叶いました。

 

△ロッテワールドモール内に設置されたポップアップストア(2025年)

 

「今までポケモンに触れたことのない40代以降のお客さまが、このイベントでメタモンの存在を知り、その場でグッズを買ってくれたこともありました。このイベントによって、新たなポケモンに出会う人が増えたのは大変うれしいことです」

 

2年連続での開催となった、ソウルの「ポケモンタウン with ロッテ」。ロッテグループとポケモンコリアのコラボが、多くの人々とポケモンの架け橋となりました。

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